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耳納北麓で田舎暮らしを楽しんでいます

シュラフカバー考

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キャラバンのシュラフカバーは33年前の学生のころのものだ。
まだ、現役。何度か洗い、撥水スプレーとアイロンでそれなりに役に立っている。
ただのリップストップナイロン製だと思う。薄くて軽い。

もうひとつはエントラント製の韓国madeで昨夏買った。
ファスナー以外はシームテープがしてある高級品
(値段はキャラバンとそう変わらない。いや物価からするとこっちが安い)である。
でも、使ったこと無い。

学生のころはビニロンの三角テントでフライもつかってなかったので
当然雨水からシュラフを守るものであった。
その後ツェルトをテント代わりに使うと結露の水から
シュラフを守る役目に変わった。
ダンロップの山岳テントになると吹流しの通気孔もあるので
結露も無く、夏山シュラフの使用期間を延ばす保温補助とも言える役目に代わった。
また夏はカバーのみでツアーに行ったりした。

冬山といえるほどのところには行かないので、
寒い時期のキャンプは余り経験が無いんだけど
冬、山でキャンプをしていると当然氷点下にもなるし、
雪も降る。
ある朝ダウンプラスキャラバンのカバーで気持ちよく目を覚ますと
テント(コールマンツーリングテント、3シーズン用だよね。)
の内側が霜だらけである。というか凍っている感じである。
外は氷点下5度くらい。
シュラフカバーの足と足の間に水がたまっている。
撥水生地からもれてシュラフが少し濡れている。
この水はどこから来たのだろう。

その後オークションでエントラントのシュラフカバーを見た時
水がもれなきゃいいのよね。と安かったこともあってつい買ってしまった。

テント内の水分の元といえばシュラフの中の人間である。
外気の低温にむかって、徐々に温度が下がり、露点になったところで結露する。
ここまでは中学理科である。

シュラフを濡らさないためには出来るだけ遠いところで露点に達して欲しい。
シュラフ内でで飽和水蒸気量にならないように息はシュラフの外でする。
テント内で温度差を出来るだけ作らないようにする。
といっても
体温と外気温はどうすることも出来ないので露点温度に
シュラフ付近をしないようにする必要がある。
となると、温度が低いほど、湿気が多いほど、
シュラフカバーはシュラフをぬらす原因になるのではないか。
つまり、カバーが結露ポイントになるような気がするのだ。

そう寒くなくてテントの壁が濡れるような時はシュラフカバーで
シュラフが濡れないように出来るが、
ほんとに寒い時は外張りなどで露点を外に持って行くしかないのかな。
その時その時で対策は異なるんじゃないかなということで
エントラントのシュラフカバーは未だ活躍しないのであった。
と思ったが極寒キャンプを余りしてないというだけか。

つづくかな。